やまない雨はない。と言いますが…




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ここぞというときは、いつも雨が降る。

撮影の立会いの際、4回連続で雨を降らしてカメラマンさんに「もうこないでください」とお願いされたり、
大事な打ち合わせ前、うっすらと陽が差していたにもかかわらず僕が会社を出た途端に雨が降り出し、
到着するころには雪に変わっていたり、恋人との初デートの際に張り切ってレンタカーを借りて
ドライブに出かけるも雨でズブ濡れの窓ガラスを延々と眺めることになったりなど、
それはもう雨男としての才能を遺憾なく発揮している。

一時期は、出先であまりにも雨に降られるものだから、家にビニール傘がたまっていき、
金持ちならぬ傘持ち? になったこともある。
(晴れでもいつでも折りたたみ傘を持ち歩くことで、これを解決)

独立して5ヶ月目、10月は外に出かける用事が多くなったのだが、
天気予報では後半は全部雨になるかもなんて言っている。
そのせいで予定はズレにズレてもうテンパる寸前…

心の中で“落ち着こう、落ち着こう…”と呪文を繰り返す日々。
こんなとき以前に叔母に言われた言葉を思い出す。

もうだいぶ前に「僕は雨男で困ることが多い」と叔母に話していると
叔母は、「タケシの守護霊には龍神さんがついているんだね」と。

龍神さんはその名の通り、高い位の「神様」で、干ばつを防いだり、
雨で心や体を浄化してくれたりという恵みの存在なのだそう。

「タケシは龍神さんに守られているんだよ」と言われたことで、
「そっか、僕にとっては雨は悪いことじゃないんだ」と思えるようになった。

この10月のやまない雨は、僕への何かメッセージなのかもしれないなぁ。
でも、仕事の予定が…。