ピッチャーが投げる。そしてバッターが打つ。
ボテボテの詰まった当たりは守備の正面。
「打ち取った!」とみんなが安心し、バッターは「チクショウ!」と一塁へ走り出す。
そんな矢先に、ボールがポーン!と
予想外に大きくはねて守備の頭上を越えていく…。
「勝った!」と思った瞬間に、逆転の瞬間がおとずれる。
何本も何千本もノックを受けて守備の練習をしていても、
どれだけ守備の才能にあふれていても、
大きくイレギュラーした打球は誰にも捕れない。
守備側から見れば、どうしようもない出来事。
攻撃側から見れば「奇跡」。
奇跡は常におこる。
その時どこに自分がいるかが大切なのだ。