カキーン!と打球が上がる。
ショートの後方、レフトとセンターのちょうどあいだ。
誰が捕る?
一番捕りやすい選手が捕るのが基本なのだが、
こういう場面は「オッケーまかせろ!」または「オーライ!オラーイ!」と
一番大きな声を出したやつにまかせる。
この場面、声の大きさは気持ちと比例する。
みんなが「誰かが捕るだろう」という受け身の気持ちのときに
打球は真ん中にポトリと落ちて、それが失点につながったりするもんだ。
同じ状況は、人生の中でも
ちょいちょい起こる。
「ここは自分にまかせろ」。
ここぞというときは、いつでもそう言えるように
攻めの気持ちを忘れずにいたい。
任せるばかりの人と、必死にボールを捕りに行く人とでは、
きっと人生に大きな差ができる。