スーパーマリオを見るたびに。




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その昔、現在のように“おしゃれヒゲ”が定着する以前、
映画で見たアメリカの俳優『イーサン・ホーク』に憧れてヒゲを伸ばしたことがある。

高校も卒業間近、もうすぐ大学生活が始まろうと時期。
僕はイーサン・ホークになろうと考えていた。
大学デビューを狙っていた。つまり、モテようと必死だった。

そして、大学の入学式。
正門で美しいお姉さんに声を掛けられて飲み会に参加。
気づけばラグビー部へ入部していた。

練習はキツかったが楽しかった。
モテたいなんてことは忘れ、ボールを持ってゴールラインを目指し走り続けた。

ヒゲは、おしゃれというラインを越えて伸び続けた。
ヒゲの濃さと厚さは、イーサン・ホークを超えて、スーパーマリオに達していた。

スーパーマリオを見るたびに、青春時代を思い出す…。