「知ってる」ということと「体感する」ということ。




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鳴門のうずしおを見に行った。
テレビや写真、動画では何度も見たことがあったのだが、
直接自分の目で見ておきたいと思ったから。

イメージ的には、目の前でゴォーッという音とともに、
ザッ、パァーンと波しぶきが上がり、ぐるぐるぐるーっと、
海面にうずが巻かれることを期待していたのだが、
鳴門海峡は、風はあるものの思ってた以上に静かで、
潮流と潮流とが穏やかにぶつかり、さぁーっと、うずが巻き起こる。

それはフォークダンスの円のようで、気の合う仲間と手をつないだときに
フィギュアスケートばりの回転を繰り広げるといった模様。

思ってたのと違う…。

時間帯がよくなかったこともあったが、
思い描いてたイメージを大幅に修正する遊覧となった。
しかし、船の上から見える景色や、感じた海風、
次々にうずを巻き起こそうとする海面の流れなど、
この場所でなければ体感できないことを
目と身体にしっかりと刻み込むことができた。

だれかに、鳴門のうずしおのことを聞かれたら、
「それは海のダンスのようだ」と答えようと思う。

インターネットでなんでも調べることができるけど、
それで知った気になってはいけないな…
と、あらためて自分に言い聞かせた。
気になったら見に行こう!やってみよう。

できるかぎり…