いろいろと悩んだり考えたりして生きてきたようで、
振り返ってみればちゃんと考えずに生きてきたことに気づく。
あの時ああしておけば良かった、こうしておけば良かった、ということがたくさんある。
まず野球部時代、筋トレはもっと頭を使ってやっておけば良かった。
ただ闇雲に重く、重くとベンチプレスやスクワットをやるのではなく、
ひとつひとつ“今はここを鍛えている”と負荷の掛かる箇所を頭で意識しながらやることで筋トレの効果は上がる。
あと、闇雲に一生懸命に練習をしなければ良かった。身体が疲れきって悲鳴をあげているときも、
それを無視してひたすら走って投げて、バットを振って、を繰り返していた。
もっと心の声と、身体の声に耳を傾けて、じっと休養することの大切さがわかっていれば、
パフォーマンスが向上し、ケガも防ぐことができ、野球をもっと長く続けられたかもしれない。
思い返せば、大学選びも、大阪への上京も、バイト選びも、仕事選びも何もかも闇雲に突き進んできた。
頭より先に身体を動かして生きていく感覚。失敗しても、闇雲でも、進まなきゃいられない性分。
まだ幼い頃、あっちこっちと動き回る僕を見て親が、
「この子は午年だから、少しもじっとしていられないのね。」と言っていた。
そうか、午年はじっとしていられないのか。
