高校野球に影響されて。




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夏の甲子園を見ていると、胸がぎゅっと痛くなってくる。

甲子園に出たわけではないが、高校球児だったこともあり、
逆転のチャンスで打席に入るときの緊張感や、
絶対にエラーできない局面で打球が飛んできた瞬間の気持ちなど、
今となっては他人事なのだが、当時の自分と重ねて苦しくなってくる。

そして、これも高校野球の影響かもしれないが、
たまたま古本屋で見つけた『卒業ホームラン:重松清(著)』という短編集を購入した。

少年野球の監督をつとめる父親が、練習熱心な息子を小学生最後の試合に
出すか出さないか苦悩する話。

今の僕にそんな状況は訪れないのだが、それについても自分ならどうするか?
を自問自答して胸を痛めた。

誰よりも一生懸命なんだから試合に出してあげたい。
でも、試合に勝つことを考えたら少しでも上手なやつを出すべきか?

どちらも正解なんだと思う。でも、どちらにしても誰かが傷つくのは確かだ。