最初はポエムノート。




Pocket

今から18年前、コピーライターを目指すことを決意したときに自分の中で2つのルールを決めた。
ひとつは「本を買うお金を惜しまない(迷ったら買う)」、もうひとつは「ネタ帳(野村ノート)をつける」こと。

野村ノオトには、読んだ本の抜粋や感想、日記、疑問に思ったこと、街で見かけた知らない人のこと、
今取り組んでいることなどが、基本的につらつらと書かれてある。が、初代野村ノオトは、ほぼポエム。
当時の彼女と別れたことが綴ってあった…

「あなたはいつも僕に力をくれたのに、僕は決していい彼氏じゃなかったね。
君の不安な気持ちや寂しさを知っていたのに何もしてあげられなかった。
取り除くのは簡単な言葉でよかったのに。」

まずセンスがないことにがっかりし、やたらと“〜のに”が多く、言い訳くさい残念な男の雰囲気が満載…。
でも、当時のことをなんとなく思い出すことができる?という点では、個人的には悪くはない…。

当時の僕は遠距離恋愛をしており、大学卒業後は地元で一緒に暮らす予定だった。
しかし、コピーライターになる!と、自分勝手に大阪行きを決めてしまい…。
たぶん、そのあたりの頃の独りよがりなポエム。